【空き巣・窃盗】住まいの防犯対策

【空き巣・窃盗】住まいの防犯対策

みなさんは空き巣や窃盗などの泥棒を他人事だと思っていませんか?「まさか自分が被害にあうことはないだろう」と考えられている方が多いかもしれません。ですが、いつ何時被害にあってしまうかわからないのが今の日本です。対策を施すことで、被害にあう確率を減らすことができます。そこで今回は、対策を取るためにはどんな場所に気をつければいいのか、実際の空き巣などの被害状況をもとにお話したいと思います。

空き巣等の被害状況

ここでは空き巣等(侵入窃盗)の被害状況について解説いたします。

認知件数

警察庁では住宅や店舗、事務所など、全ての建物を対象にした空き巣等の被害件数を公開しており、平成29年(2017年)では73,122件の被害が発生しています。平成15年(2003年)以降年々減少しておりますが、平成29年時点においても1日平均100件程度の被害が発生していますので、まだまだ安心できる数字ではないと言えるでしょう。なお、認知件数とは被害届が出された件数であるため、気付かれていない犯行も多少なりとも存在しているでしょう。そのため、実際の件数はこれよりも少々多くなると考えられます。

被害建物の用途

平成29年に発生した73,122件の被害のうち、住宅に対する被害が57.3%、事務所が9.4%、店舗が7.5%、その他が22.4%となっており、圧倒的に住宅に対する被害が多くなっております。また、住宅の被害を細分化すると、一戸建てが71.5%、3階までの共同住宅が20.8%、4階以上の共同住宅が7.7%となっており、一戸建て住宅で被害が多く発生しています。ただし、これはあくまでも傾向であり、共同住宅だからと言え安心してはいけないです。また、高層マンションなどにおいても被害が報告されており、地上からの侵入が難しいからと言って決して安心はできません。

被害の手口

住宅に関する被害のうち、犯行時の手口としては空き巣※1が69%、忍込み※2が25.9%、居空き※3が5.1%となっています。住人が不在時の状況で犯行に及ぶことが最多になっていますが、住人が在宅中であっても31%もの被害が発生しています。ただし、この数値は住人に発見されなかった場合の数値であり、住人に発見されてしまった場合には「強盗」といった凶悪犯罪となり、命の危険すら生じてしまいます。そのため、安全な住環境を得るためには不在時のみでなく、在宅時であっても対策を取る必要があると言えるでしょう。

※1 空き巣とは住人が不在時に侵入し犯行に及ぶこと
※2 忍込みとは夜間、住人が就寝時に犯行を行うこと
※3 居空きとは住人が在宅中に隙をみて犯行を行うこと

侵入の手口等

ここでは住宅における侵入がどのような手口で、またどのような場所から行われているかについてお話します。

侵入の手口

侵入の手口として、一戸建て、3階建までの共同住宅、4階以上の共同住宅が住宅のいずれにおいても、実は無施錠が原因であることが被害全体の45%と非常に多くなっています。また、その他の手口としては、ガラスを破壊して侵入するガラス破りが20〜40%と多くなっています。これらのほか、4階以上の共同住宅においては合い鍵を使用した侵入なども多くの被害が発生しているようです。一時期TVなどでも取り上げられたピッキング、サムターン回しなどの開錠方法は対策が取られるなどして被害が減少傾向にありますが、まだ多少の被害は発生しているため、引き続き注意を払う必要があります。

侵入の場所

侵入の手口としては上記のものでありましたが、侵入の場所としては、窓や玄関(表出入口)が非常に多くなっています。窓に関しては施錠忘れによる無施錠や、ガラス破りなどの手口が挙げられ、玄関に関しては施錠忘れの無施錠のほか、合い鍵による侵入、ピッキングやサムターン回しによる開錠による手口が主になっています。そのため、侵入の対策としてはまずはこれら二箇所の開口部において対策をはかり防犯性能を高めるることが効果的であると言えます。

まとめ

  • 空き巣等の被害は1日100件程度発生している
  • そのうち、被害の半数は住宅
  • 住人不在時の被害が多いが、在宅中であっても犯行が行われる
  • 対策は住宅の開口部の防犯性能を高めることが効果的