LED化のメリット
LEDとはlight emitting diodeの略で発光ダイオードを指したものです。
発光ダイオードとは簡単に言うと、光を発する半導体のことで、白熱電球の電気を熱に変換したことによる発光や蛍光灯の電気を触媒にした化学反応による発光とは異なり、電気を直接光エネルギーに変換することができる優れものです。言い換えると、余計な動作・手間を省略し直接的に光を得ることができる、画期的なものであると言えます。
LEDの出始めのころは非常に高価なもので一般的な利用は難しいものでありましたが、近年では価格が大幅に下落し、一般にも広く普及が進みました。
そこで今回は、LEDのメリット・デメリットについて整理していきたいと思います。
LEDのメリット
LED化のメリットとしては以下のものが挙げられます。
- 色調や光量調整ができる
- 電気代が抑えられる
- 長寿命により交換費用・手間を抑えられる
色調や光量調整ができる
LEDは色調や光量を調節することができます。そのため、寒色気味な白色から暖色気味な白熱電球のような色まで自在に変更することが可能です。
また、光量も変更することができますので、部屋の雰囲気や環境にあわせて明るさを変更することもできる優れた調整機能を有しています。
電気代が抑えられる
LEDは蛍光灯や白熱電球と比べ、使用電力が小さいため、同じ時間電気を使用したとしてもLEDの電気代のほうが低くなります。特に白熱電球を利用しなている場合と比べると、その差は実に5倍ににものぼり、年間で数万円、蛍光灯であっても差は2倍弱で年間数千円の差が発生することもあります。
長寿命により交換費用・手間を抑えられる
LEDは蛍光灯や白熱電球と比べ、寿命が大幅に長くなっています。そのため、電球などの購入費用が大幅に節約できるだけでなく、交換にかかる手間を減らすことができます。これは脚立などでないと届かない高所にある場合や、使用数が非常に多い店舗や事務所などでは特に効果的となるでしょう。
LEDの寿命の長さとして蛍光灯の約3~7倍、白熱電球の約20~40倍で、具体的には以下のとおりとなっています。
- LED:約40,000時間
- 蛍光灯:約6,000~12,000時間
- 白熱電球:約1,000~2,000時間
上記のように、LEDは一度交換すれば一日6時間、365日使用したとしても18年は持つ計算となり、通常の使用であればほぼ交換は不要であると言えるでしょう。
LEDのデメリット
LED化のデメリットとしては以下のものが挙げられます。
若干高価になる
通常の電球で1000円前後の場合、LEDにすると5000円前後となり、概ね4~5倍程度の価格差になります。しかしながら交換費用とほぼ同価格であると言え、十分にペイできる金額であると言えるでしょう。うまくいけばお釣りがくるなんてこともあるかもしれません。
まとめ
- LEDは明るさや色が自在である
- LEDは他の電灯と比較し、初期費用が高いがトータルコストとしては非常に安価
- LEDは交換手間がかかる場所にも効果的
またLEDには発熱が少ないという特徴もあり、室内の温度上昇を抑える効果も期待できます。アパレルショップや美容院などで冬なのに暑いと思ったことのある方もいらっしゃると思いますが、実はあの暑さは照明から生じる熱が原因で室温が上昇してしまっていることが原因です。特に白熱電球を利用している場合には顕著で、LEDに変えるだけで室温を数度抑えることも可能となり、冷房費を節約することもできます。
このようにLEDは省エネ・節電にも大きな影響をおよぼすものです。店舗や事務所などでは効果が絶大ですが一般住宅であっても効果を得ることができます。興味のある方はこの機会に検討されてみてはいかがでしょうか?
また、より電気代をお得に節約するためにはLED化のほかに電力会社の乗り換えや、太陽光発電・蓄電システムの導入などがオススメできます。特に電力会社の乗り換えについてはデメリットなしで、ほぼほぼすべての方がお得になり、かつ、お得なポイントバックキャンペーンなども行われていますので、検討する価値は大いにあると思います。
詳しくは以下の記事でご紹介していますのであわせてご一読ください。