【本震はある?】地震後のデマ情報について

【本震はある?】地震後のデマ

大きな地震があると必ずと言っていいほど、インターネット上にデマ情報が流されてきます。それは匿名掲示板であったり、ツイッターなどのSNSであったり、様々な媒体を介して流されますが、近年のデマは受け取った方に必要以上の不安や恐怖を与えるような悪質なものが多くなっています。そこで今回は特に多く見られる地震予知に関するデマについてお話したいと思います。

地震予知に関するデマ

大きな地震が起きた後、必ず見られるデマとしては、「〇〇日に本震がくる」といったものが非常に多く見受けられます。確かに、熊本地震などは本震の前にも大きな前震が起きたことが特徴的な地震でありました。また、東北地方太平洋沖地震においても、本震の前に大きめの地震が発生していたことも相まって、本震の前に大きな地震が起きるとの誤解が拡がってしまったことが、このデマが拡散されてしまう原因となっています。

デマの特徴

このデマの特徴として、前震・本震・余震のそれぞれの言葉が破茶滅茶に扱われており、そして、情報の発信源が自衛隊であったり、公共機関であったり、専門家であったりなど、信憑性の高そうな所から寄せられたとも記載がされています。

そもそも、前震・本震・余震とは、被災地域に発生した最大の地震が「本震」であり、本震後に本震と同一地域で発生した本震よりも弱い地震を「余震」と呼ばれており、「前震」とは本震よりも前に本震と同一地域で発生した本震よりも弱い地震のことを指しています。

そして、この前震・本震・余震は、現代の技術では地震が発生した時点で判別することはできず、一定期間後に結果論として識別がなされます。

つまり、最初の大きな地震が発生した段階では、その後により大きな地震がくるのか否かはわからず、これは地震予知が出来ないように、専門家であってもわからないことなのです。

また、デマ情報の中では、「より大きな余震がくると自衛隊の人から聞いた」など、言葉の区別がついていないことが多いですが、自衛隊や公共機関の方がこれらの言葉を誤って用いることはなく、また、不確かな情報を口伝で流すことは決してありません

国の研究者も現地で被災している

また、熊本地震の際には地震研究のプロである国の機関の研究者が最初の地震(前震)が発生した直後、熊本へ調査に向かい、現地(震源付近)で本震に被災するといった出来事も起きています。

幸いにも人的被害ななかったようですが、自衛隊や公的機関の方が本震の予知が出来るのであれば、わざわざ本震が起きるとわかっていて危険な場所へ立ち入ることは通常ではあり得ないことです。いくら調査が目的であるとは言え、人命が第一で、わかっていながらも現地へ向かうような無茶なことは許可が降りないでしょう。

このことが示すように、国の地震研究の研究者であっても本震を予測することは不可能であると言え、そんな本震の予知情報がツイッターなどのSNS上で流れてくることは疑わざるを得ないのです。

デマ情報を見つけた場合は?

上記のような情報を見つけた場合、被災後の不安や恐怖から信じてしまい、拡散に協力してしまいがちですが、慌てずに一呼吸おいてください。そして、地震予知は専門家でも出来ないことを思い出していただき、情報の信憑性を判断してください。

このような情報を安易に拡散してしまうことは混乱をより大きくしてしまいますので、決して拡散することのないように注意いただければと思います。

まとめ

  • 本震の予知情報はデマ情報である
  • 自衛隊や公的機関は地震予知の情報を口伝で流すことはない
  • デマ情報を見つけた場合は安易に拡散しない

上記したように、本震の予知情報は基本的にはデマ情報であると言い切れます。しかし、最初に発生した地震の後に大きな地震が発生する可能性は否定できません。その地震が「本震」であるのか、「余震」であるのかは発生してみないとわかりませんが、気象庁が期間を示し、地震に注意する旨を公式に発表していますので、気象庁の発表に従い注意を継続しておくことが望ましいと言えるでしょう。