【リフォーム】外壁塗り替えの注意点!(窯業系サイディング編)

【リフォーム】外壁塗り替えの注意点!(窯業系サイディング編)

日本の住宅の外壁は、タイルを用いたものを除き、そのほとんどが塗装による仕上げがなされています。これは、窯業系サイディングのパネル上の外壁材を用いた場合も同様で、パネルの表面には塗装が塗りつけられているのです。通常の塗装が劣化するように、これらの塗装も当然ながら劣化してしまいますので定期的な塗り替え作業を行うことが望ましいです。しかし、間違った方法で塗り替えを行ってしまうと、その後の耐久性に難が生じてしまう可能性もあります。そこで今回は、外壁に窯業系サイディングを用いた場合の塗り替え時に注意すべき点ついてお話いたします。

窯業系サイディングの塗装と注意点

窯業系サイディングの塗装は、適した塗料を用いないと塗料本来の性能を発揮することができません。そのため、塗装を行う前に使用される塗料を確認する必要があります。また、既存の塗装の状態を把握し、必要に応じた処置を施すことも必要になります。ここではそれぞれの注意点についてご紹介します。

使用する塗料

弾性系塗料は使用できない!

弾性系の塗料を使用すると、塗膜がぷくぷくと膨れてきてしまうことがあります。そのため、窯業系サイディングには弾性系の塗料は不適であり、それ以外のものを使用することをオススメします。

既存塗料の劣化状態

下地の処理が必須!

既存塗料に劣化が生じている場合、上からそのまま塗装を重ねたのでは十分な付着力を確保することができません。ですので、新しい塗装を塗りつける前には必ず下地面の処理を行う必要があります。

高圧洗浄:

高圧の水を既存塗装面に吹き付けることで、既存塗装面の汚れや、既存塗装の浮きなどを除去し、新しい塗装の付着に適した下地をつくりだします。外壁を塗り替える場合は、必須の工程でが、悪徳業者などはこの工程を省略してしまうこともありますので注意が必要です。

ケレン:

高圧洗浄で落としきれない浮きや剥がれなどは手作業により除去する必要があります。一般にはディスクサンダーなどの電動工具が用いられ、下地である窯業系サイディング自体を傷付けてしまわないように丁寧に施工を行います。

窯業系サイディング自体の劣化状態

窯業系サイディング自体が劣化してしまっている場合は再塗装が難しくなり、張り替えが必要になる場合もあります。具体的には、窯業系サイディングの表面がポロポロと崩れてしまう場合などがあります。これは、窯業系サイディングの塗装の劣化により窯業系サイディングの素材自体に雨水などが当たってしまったことが原因です。塗装不可となってしまうと張り替えなどが必要となり、通常の1.5倍ほどの費用が発生してしまいます。そうならないためにも、定期的なメンテナンスを行う必要があります。

また、窯業系サイディングの表面にクラック(ひび割れ)が発生している場合は適切な処置を行ってから再塗装を行う必要があります。クラックを少し削って(Uカット)、削った部分にシーリングを充填することが一般的です。この処置を怠ると、再塗装を行なっても塗装に割れが発生する可能性もあり、また、防水性にも影響が出てしまいます。
なお、悪徳業者の場合、上記の劣化状態にもであっても気にせずに再塗装してしまう場合がありますので注意が必要です。

色の塗り分け・クリヤー塗装

窯業系サイディングの色が塗り分けられていて、同じように塗り分けて再塗装したい場合は通常よりも施工の手間が生じます。その分、費用もかかりますので注意が必要です。
また、現在の塗装の風合いを活かしたい場合はクリヤー塗装をし、表面に透明な塗膜を形成して既存塗膜を保護する方法もあります。しかし、これを使うには既存塗装の劣化状態に注意が必要で、築後概ね10年以内であること、塗膜に大きな傷や劣化がないことが求められます。

シーリングの劣化にも注意!

再塗装を行う前に、シーリングの劣化状況も気にしておきましょう。劣化したまま塗装を重ねてしまうと、塗装に異常をきたすだけでなく、外壁の防水性能にも影響がでます。シーリングがひび割れしているなど大きく劣化している場合には、シーリングを打ち替えることをオススメします。なお、悪徳業者の場合、シーリングが劣化していようが関係なく塗装を重ねてしまう業者もいるので注意が必要です。

塗装できない場合もあり!

2000年程度までは、窯業系サイディングを柱などに直接張り付ける直張り工法と呼ばれるものが用いられていました。この工法の場合、再塗装を行なってもたった数年で塗装の剥がれなどが生じてしまいます。そのため、この工法が採用されている建物の場合は塗装ではなく、張り替えを行うことが望ましいです。

まとめ

  • 再塗装は下地の状態を確認する
  • 下地の状況に応じて適切な処置をを行う
  • シーリングの劣化状態にも注意が必要

リフォーム業者には、知識のない業者や悪徳業者が多いのが事実です。そういった業者に工事をお願いしても、綺麗な状態でいられるのはほんの一時であり、下手をすると現状よりも悪化をしてしまうこともあります。そういった業者に引っかからないためには、全てを業者任せにするのではなく、ご自身が一定の知識をつけて自衛することが必要です。リフォームをお考えの方は少しずつ調査を進めていくことを、管理人は強くお勧めします。

こちらの記事でリフォーム業者の探し方をご紹介しています!あわせてご一読ください。

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