【悪徳業者】リフォーム会社の闇

近年のリフォーム志向により、たくさんのリフォーム業者が生まれています。しかしこれらの業者には健全な運営と適切な工事を行ってくれる優良な業者のみでなく、お客を騙して不当にお金を得る悪徳業者も存在しています。そこで今回は悪徳業者に騙されないためには
どんなポイントに注意すればいいのかご紹介したいと思います。

リフォーム事業の建設業許可

建設業許可とは?

一定金額(建築一式工事以外の場合は500万円)以上の建築に関わる工事を行うには、建設業法により、建設業許可が必要になります。この許可を得るには、建設のプロである技術者を専任で事務所に常駐させておく必要があるなど、素人が取得しようとしても中々取得できない許可になっています。また、建設業許可を得ている業者が工事を行う場合は、金額に関係なく主任技術者を定める必要があり、基本的にはこの主任技術者が工事に関する技術的な面などを担当します。従って、建設業許可を得ているリフォーム会社は建築に関するプロであるということです。ただし、建設業許可には塗装、内装仕上、防水など全部で29業種あり、建築一式工事および土木一式工事を除いて、それぞれ取得している業種のプロということになります。

リフォーム事業の建設業許可

リフォーム事業を営む場合、建物全てに関するリフォームを請け負うのであれば建築一式工事が、外壁の塗装や防水、内装のリフォームなど、個別の工事のみを請け負うのであれば個別の建設業許可が必要になります。ただし、これらはあくまでも請負金額が500万円以上であった場合です。500万円未満の工事は建設業許可を取得していない素人であっても工事を請け負うことができてしまうのです。

リフォームに関する悪質な問題は建設業許可を得ていない業者によるものが多いと言われています。建設業許可を取得していない会社であってもしっかりとした会社は当然ながら存在します。ですが、法律で定められていないので悪徳業者がやりたい放題できてしまうのも事実です。
リフォーム会社が建設業許可を有しているかを一つの目安としてみるといいかもしれません

悪徳リフォーム事例

公益財団法人 住宅リフォーム・紛争処理支援センターによると、2016年度のリフォームに関する相談(トラブルに関する内容など)を受けた件数は10,404件で、年々増加傾向にあります。これはあくまでも「相談」があった件数であり、泣き寝入りしてしまっている方などを含めるとさらに多くの方が何かしらの問題に直面していると言えます。
では、具体的にはどのような問題があるのでしょうか?ここでは悪徳リフォームの事例をいくつか紹介したいと思います。

無料点検で騙された

リフォーム会社の訪問営業で、「キャンペーン中なので無料で住宅の点検を行います。」、このような言葉には要注意です。無料だからと言って受け入れてしまうと、普段見ることのできない屋根や床下、屋根裏などの部分について、「耐震性が危ない」、「シロアリ被害を受けている」、「湿度が異常に高い」など、実際とは異なる「不安を煽る」言葉でリフォーム契約を迫ってきます。これを受け入れてしまうと、実際には何ら効果のない不要な工事が行われてしまい、数百万円もの高額な請求を受けることになります。
また、このパターンの類型として、無料点検を行い、「偽の被害写真をみせる」ことや「わざと破損させる」などのより悪質な行為も行われています。
これらの被害に遭わないためには、「無料」という言葉には騙されないということ、また、訪問営業はきっぱりと断ることが大切です。

格安な金額に騙された①

複数社から見積もりを取った時、一社のみが圧倒的な安値であった場合には注意が必要です。安いからと言って工事を依頼してしまうと、本来望んでいた部分のうち、一部のみしか工事が行われないということがあります。具体的には、外壁の塗り替えとシーリングの打ち替えを依頼していたが、他者の見積もりは「シーリングの打ち替え+外壁塗装」であったのに対し、格安社は「外壁塗装一式」とし、明細は出さずに安値をつけた見積もりを提出してきます。この見積もりを受け、工事を依頼したならば外壁の塗装だけはしっかりと行ってくれるでしょう。しかし、シーリングに関しては何も手付かずのまま・・・なんていうことも。
こういった被害に遭わないためには、一社のみが圧倒的な安値であることを疑う必要があると言えます。また、複数社に見積もりを取り金額を比較する場合には、条件を揃えておかないと適切な比較を行うことができません。材料のグレード、施工箇所などなど、しっかりと統一させた上で見積もりを取ることが望ましいと言えます。

格安な金額に騙された②

上記二つの複合パターンも存在していて、悪徳業者2社が結託して悪質な詐欺を行うパターンです。具体的には、A社が無料点検をうたい、建物の点検を行い、実際には存在しない異常があるとし、数百万円の高額見積もりを提示します。そこで家主が渋った場合には素直に退散し、後日、別の業者であるB社を訪問させ、A社と同様に無料点検を行ったのち、A社の半額程度の見積もりを提示します。半額になったことと、実際には存在しない異常への不安感から工事を依頼してしまうと、工事中にさらなる「存在しない異常」を指摘され、どんどんと工事費が膨れ上がっていってしまい、最終的には1,000万円台の超高額請求となってしまうこともあるようです。

まとめ

  • リフォーム会社を判断する目安は建設業許可の有無
  • 「無料」には騙されないことが大切
  • 「格安」には騙されないことが大切

一度悪徳業者に入り込まれてしまうと、どんどんとお金を搾り取ろうとしてきます。現状では有効な防衛手段がなく、しっかりと自衛をして、悪徳業者を入り込ませないことが大切です。

こちらの記事でリフォーム業者の探し方をご紹介しています!あわせてご一読ください。

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