建物の外壁って雨・風をしのげればいいんじゃないの?

建物の外壁って雨・風をしのげればいいんじゃないの?

いいえ、違います。雨・風をしのぐことは建物の外壁に求められる性能(機能)の一つにすぎません。

では、外壁に求められる機能とは一体どんなものがあるのでしょうか?今回は外壁の性能についてご紹介したいと思います。

外壁に求められる性能(機能)

外壁に求められる性能は前述した「雨・風をしのぐ」を含め以下のものが挙げられます。

  • 美観、外観
  • 防水性
  • 耐荷重性(防風・耐震性)
  • 耐火性
  • 断熱性
  • 遮音(防音)性
  • 耐久性

主なものとしてはこれぐらいではないでしょうか。続いてはここで挙げた性能についてもう少し詳しくお話したいと思います。

それぞれの性能(機能)

美観・外観

外壁は建物を形どる一つの要素です。したがって、その形・デザインによって建物自体のデザインにも大きな影響を及ぼします。
デザインの例としては、パネル型の外壁で表面に模様が施されているもの、鉄板を折り曲げて波形の凹凸を施したもの、鉄板の表面に光沢のある塗装を施したもの、平らなパネル型などの上に塗装を施したものなどがあります。

防水性

これは言うまでもないかもしれません。その名の通り、雨などを防いでくれる性能です。これは以前の記事でもご紹介しましたが、建物自体の耐久性や、建物自体の性能を維持するためにこの性能は欠かすことができません。これは鉄筋コンクリートの壁など一部の例外を除いて、複数の材料を複合して性能を確保するものになります。

耐荷重性(防風・耐震性)

外壁はそこにあるだけで様々な力を受けています。その中でも特に大きなものとしては、風や地震による力があります。これらは主に外壁の「面」として受ける方向には風に、その直交する方向には地震に対する強さ(耐力、免震機能)が必要になります。

でも風ってそんなに力があるの?と思われるかもしれません。みなさんは強風の日に風でよろけてしまった経験はありませんか?人間程度の大きさでもよろけてしまうのですから、壁一面に同程度の風が当たった場合の力は想像以上に大きいと言え、条件次第では地震の力よりも大きくなってしまいます。
また、地震に対する強さとしては、単純に強度を増して耐えるといった考えのほか、パネル型の外壁などは免震機能を付与するなど工夫がなされています。

これもその名の通り、火に対する強さを示します。この機能は建物自体を守るものとして非常に重要な役割を担っています。
昨今のニュースで大規模火災の話なども取り上げられたりしていましたが、周りの建物が焼けてしまっている中で一棟だけ残っている、そんな映像を見たことはないでしょうか?周りが木造の中、その一棟だけが耐火性の高い外壁などを使用した建物でありました。その映像は耐火性の重要度を示す一例であったと思います。
また、耐火性が高いということは火災などに耐えると同時に、万が一の際の避難時間を確保することにもつながります。

断熱性

建物で一番外気と接しているのはどこでしょうか?そう、それは外壁です。そのため、外壁の表面(外気側)は外気温に応じて温度が上下していると言えます。この外気温に応じた表面温度がそのまま室内に伝わってきたら非常に不快な空間となってしまいますよね。外壁の断熱性は住空間を快適にする上で、また、冷暖房の削減による省エネ性を向上する上で非常に重要な要素なのです。
また、外壁単体での断熱性は小さいため、現在では断熱材と複合して機能を確保することが一般的ですが、外壁材料(外壁が持つ断熱性)の違いにより断熱材の必要量に差が生じます。なお、外壁などの防水性が失われ、漏水などにより外壁内部および断熱材が水を吸ってしまった場合、本来持っている断熱性が大きく損なわれてしまうこともあるため注意が必要です。

遮音(防音)性

これは外部もしくは内部からの音を防ぐ性能を指します。一般には軽量であるほど遮音性が低い傾向であり、外壁自体の重量とも密接な関係となっています。ただし、外壁の遮音性をどんなに高くしてもサッシ(窓)などからも音が入り込んでくるため、建物自体の遮音性はサッシ(窓)などと複合して考える必要があります。

耐久性

これは外壁が上記の性能をどの程度の期間維持できるかを指しており、一般には美観・外観、防水性、耐荷重性(防風・耐震性)の3つが時間の経過とともに劣化していくと考えられます。

まとめ

外壁の性能についてご紹介してきましたが、外壁の機能は建物自体の性能に直結すると言っても過言ではないほど重要な要素になります。また、外壁の材料によって性能にも実は大きな差があるのです。そのため、家を建てる際やリフォーム等で外壁の張り替えを行うなどの際には、上記の性能についてよく検討した上で、何を重視するのか納得のいく材料を選ぶことがよいかもしれません。

 

外壁材の比較については次の記事をご覧ください。

次の記事:建物の外壁って何がいいの?

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