建物を建てる際にケチるポイントって?

建物を建てる際にケチるポイントって?

今までの記事の内容はお金が掛かることを勧める内容が多かったと思います。しかしながら、建物の構造や構造躯体、外壁、ならびに断熱性などにはある程度お金を掛けた方がいいと管理人は思います。
そこで今回は、何故お金を掛けた方がいいのか、また、ケチるとすればどこなのかをお話ししたいと思います。

建物にお金をかけるべき箇所とその理由

みなさんが建物に求めている役割はなんでしょうか?外観や内装のデザイン?それとも安全で快適な住環境?
管理人は「安全で快適な住環境」が1番大切で、それらの箇所にお金をかけるべきであると思います。
それは何故か?いくつかの例を交えてお話いたします。

外壁の一面に大きなサッシ(窓)を設けたい場合

みなさんが外壁の一面が大きなサッシ(窓)になっている建物を望まれた場合、その建物は非常に暮らしにくい、もしくは光熱費が非常に高くつく可能性が高いです。なぜなら建物で1番外気温や日射などの外部環境に左右されるのはサッシ(窓)だからです。おそらくこのような住宅は夏は暑く、冬は寒い、とてもじゃないですが快適とは言い難い住宅となってしまいます。
また、大きなガラスを用いることも不安要素の一つです。大地震時に自動車のショールームなどの大きなガラスが多数割れていることをご存知でしょうか?もちろん、ガラス自体も地震や強風に耐えられるよう強度設計がなされております。しかし、これは適切な施工がなされていることが前提条件となっているため、いわゆる「手抜き工事」が行われた場合には非常に危険な存在となってしまいます。また、適切な施工が行われていても、想定外の地震力により破損してしまうこともあります。

建物の形状を複雑な形にする場合

建物の形状を複雑にする場合にも注意が必要です。建物の耐震性は一般に、真四角の形状の方が設計がしやすく、また、最も簡単に耐震性を確保することができます。それを、例えば多角形や、S字クランクのような複雑な形にした場合、設計時の計算が複雑になり、また、耐震性を確保するために必要な部材なども多くなってしまうと考えられます。また、いくら計算を行なったとしても、想定外の箇所にしわ寄せがあり、その箇所が大きな被害を受ける可能性もあります。

内装に高価な壁紙(クロス)などを用いた場合

内装に高価な壁紙などを用いた場合はどうでしょうか?実はこれにも注意が必要です。内装の壁紙は一般に10年程度経過するとひび割れなどが生じ始めます。これは地震による振動や経年劣化によるもので、どんなに高級な壁紙を用いても避けることはできません。なお、これを軽減する策としては、目地と呼ばれる壁紙の切れ目を事前に設けておくことである程度は軽減できますがひび割れを0にすることは困難であると考えられます。従って、どんな壁紙であっても見栄えと保つためには定期的なリフォームやメンテナンスが必要となり、高価なものを使えば使うほどその費用は高くなると言えます。

つまり、これらの箇所にこだわったとすると、建築後の費用や安全性に難がでる可能性が高いと言えます。言うなれば、ケチるべきはこれらの「デザイン」「インテリア」に関わる部分であると思います。特に内装に関しては変えようと思えば変えることができますので、資金が不足しそうであればスタンダードなものにしておくべきです。
資金に限度があるのであれば見栄えよりも「安全で快適な住環境」にお金をかけた方がいいと管理人は強く思います。

「安全で快適な住環境」を得るためには?

では、安全で快適な住環境を得るためにはどんなところにお金をかければいいのでしょう?管理人のおすすめするポイントをご紹介します。

耐震性

戸建住宅の場合は木造もしくは軽量鉄骨造が主流になるかと思います。以前の記事でもご紹介しましたが、これらの構造の耐震性は鉄筋コンクリート造や重量鉄骨造と比較して高いとは言い切れません。従って、地震以降も継続して建物を使用したいと考えるのであれば、より耐震性を強くしたり、また、制震装置を導入したりするとよいと考えます。また、外壁についても耐震性の高い部材を使用するとなおよいでしょう。

断熱性

こちらも以前の記事でご紹介しましたが、断熱性は快適な住環境に直結します。また、断熱性を向上させることで、省エネルギー性能も高まり、ランニングコストの低減をはかることができます。上記の大きな窓(サッシ)にこだわった場合と比較すると、非常に大きな差が生じるでしょう。

建物を建てる上ではまずこれらの2点を考慮すべきです。そして、余った資金をデザインなどの部分にまわすべきであると管理人は考えます。

まとめ

 

  • デザインありきの考え方は危険
  • 建物に最も必要なのは「安全で快適な住環境」
  • それらを得るためには耐震性と断熱性が重要
  • デザインは余剰資金の範囲で計画するべき

 

こちらの記事で業者の探し方をご紹介しています!あわせてご一読ください。

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